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ドリフターズ大運動会

アートが持つ「突き抜ける力・超えようとする意識」をメインテーマに、3331 Arts Chiyoda メインギャラリーにて10月21日から12月2日まで開催された『3331TRANS ARTS 展』。 ドリフターズ・インターナショナルは、11月18日(日)に元々中学校だった会場の体育館を活用して、パフォーマンス・ファッション・建築・音楽などの分野を横断縦断した「ドリフターズ大運動会」を開催した。
 

 

 

 

 

当日の天気は、運動会にもってこいの秋晴れ。3331 Arts Chiyoda の体育館には、ドリフターズ大運動会に参加する多くの人が集まっていた。この大運動会では、ドリフターズ・インターナショナル理事の藤原徹平率いる「藤原会」、日傘作家/アーティストのひがしちかの「ひがちチーム」、悪魔のしるしの危口統之がリーダーである「危口組」、そしてパフォーマーの森翔太の「森の仲間たち」という4つのチームが優勝を目指して競う。

まず、参加者たちは、床につくられたあみだくじをたどって、自分がどのチームに入るかを決定。

各チームごとに色分けされたはちまきを締めて、準備完了!

 

 

開会式の様子

【運動会スタート】

13時、司会の山下陽光(「途中でやめる」デザイナー)の開会宣言によって、ドリフターズ大運動会はスタート!!ここで、激しい戦いの火蓋が切られた。

 

開会宣言!

【ヨネエリ準備体操】

まず準備体操は、ドリフターズ・サマースクール卒業生のダンスユニット、ヨネエリ(米田沙織、升水絵里香)が考案した「ヨネエリ準備体操」。みんなで元気いっぱい体をうごかして、競技に向けて体をならす。こんな大人数で体操をするだなんて久しぶりという人も。だんだんと「運動会」の雰囲気が高まる。

 

みんなでヨネエリ準備体操中!

 

【競技①体操リレー】

準備体操のあとは、さっそく1つ目の競技が開始。種目名は「体操リレー」。これは、各チームごとに1列になり、体操の振りを言葉を使わずに、どんどん伝えていくという「体をつかった伝言ゲーム」だ。いかに早く、いかに正確に美しい振りを伝えられるかがポイント。言葉が使えなくなかなか歯がゆい思いをしながら体を大きく動かして振りを伝えていく。

 

フリを伝えていく。

 

【地域通貨、ドリフ】

今回、「ドリフ」という地域通貨を作成した。

デザインは、こちらもドリフターズ・サマースクール卒業で、大運動会では司会アシスタントも務めた2人組、なんだろうズ(イザワサリー、ミヤマユウ)。競技の順位ごとにもらえるドリフの額は異なり、貯まったドリフを、物販コーナーで商品と交換できるというシステムになっている。

 

 

1ドリフ、5ドリフ、10ドリフの3種類

 

 

【競技②人間福笑い】

次の競技は、危口統之考案の「人間福笑い」。

参加者が目や鼻などのパーツとなり、チームで1つの顔をつくろうという競技。はちまきで目隠しをした状態で、チームメンバーの指示に従って移動するも、正確に移動することが難しく、どのチームも苦戦を強いられる。

 

チームメイトの指示で移動中。

 

大きな顔が完成!

【競技③人生のようなリレー】

今回、特別に結成された‘浅草橋連合会(DJぷりぷり、ひがしちか、パウロ野中、亀山める、安原ちひろ、花衣、つのだ☆ヒーロー)が考えた「人生のようなリレー」。

第1走人は後ろ向きに走る、第2走者は第1走者をおぶって走る、第3走者は第2走者を第1走者と担いで走る・・・と走者がだんだん増えていくリレー。最後は、チーム全員でむかで競争をしてゴール!

 

 

担いで走る!

最後はムカデ競争。

 

 

休憩時間も、様々な楽しみが待っていた。まずは、「クリエーターズフリーマーケット」。ぽーとらら、快快、OLGA -gooosecandle-など、多数のクリエーターが出店。参加者は休憩時間に、お店を覗いてお買い物。ほっと一息つける時間だ。

また、チアリーダーズとju seiのコラボパフォーマンスも行われ、参加者たちの士気を高めた。

 

 

ju seiとチアリーダーズ。

チアリーダーズ集合。

 

 

【競技④森動会】

休憩後の競技は、「森の仲間たち」のリーダー、森翔太による「森動会」!

3つの競技が同時並行に行われて、参加者は順番にすべての競技をクリアしていく。最初に映像の中の森翔太とじゃんけん、次は大量にあるモック携帯から鳴ってる携帯を探す「携帯電話探し」、そして、最後は、森翔太の顔がはめられてる3×3の的に6球なげてあけていく「ストラックアウト」。容赦なく森さんにボールを当てる人、遠慮して外す人など、様々だった。

 

 

じゃんけんぽん!

鳴っているのはどの携帯電話?

ストラックアウト!

 

 

【競技⑤シアタープロダクツの大縄跳び】

「シアタープロダクツの大縄跳び」は、THEATRE PRODUCTSの服を着ている、もしくは赤いものを身につけていることが参加資格、というドレスコードありの競技。

制限時間5分間で、どれだけたくさん跳んだかを競い合った。各チーム、息を合わせて真剣な面持ちで跳ぶ。シンプルな競技ながら、引っかかると「あ~!」と大きく悔しがる声もあがった。最高記録は、危口組の53回!!

 

 

せーので跳んで!

 

 

【競技⑥1m走】

「運動会」のイメージからは想像できない「体をできるだけ動かさないこと」がポイントのユニークな競技も行われた。ドリフターズ・インターナショナルと、代官山で「大人の学び場」をテーマにイベントを開催するboy予備校で考案した「1m走」は、目隠しをして、1番ゆっくり1mを走った人が勝ち!止まってはダメ、他の選手はどれくらい進んでいるかわからないという状況で、それぞれが目の前にあるゴールに向かって走った。

 

 

ゴールはすぐそば。

 

【競技⑦引っ越し家具送り】

トラフ建築設計事務所が考えたのは、「引越し家具送り」。

大きさの違う木枠を、ベッド、ソファなどの家具に見立てて、チームで協力して指定された位置に運搬、設置する。引越し業者のような正確さ、慎重さ、そして丁寧さが求められた。

 

 

運んで運んで!

 

【競技⑧スタイリング借り物競争】

ついにラスト競技!

「スタイリング借り物競争」は、チームの1人をモデルにして、用意されたカツラや服と、クリエーターズマーケットから借りた商品でコーディネートを考える競技。

与えられたお題は「東京ドリフターズ<俺が呼んだら花輪を持って遺言をきいてくれ>」という謎に満ちたもの。各チーム、想像力を発揮して「季節の分からないドトールのおばさま」、「タイからやってきた流れ者」など独特のスタイリングを提案。プレゼン後には、山下陽光、なんだろうズ、boy予備校による講評も行われた。

 

 

スタイリング中。

 

【閉会式】

閉会式では、優勝チームが発表された。今回は、危口組が優勝!!!ほかにも、各チームのリーダーや司会の山下陽光から賞と豪華景品が贈られ、外はすでに真っ暗になっていたが、参加者の心は達成感でいっぱいになった。

 

 

全員で集合写真!

 

こうして、「ドリフターズ大運動会」は大団円を迎えた。

参加者たちが大運動会でスポーツの秋、芸術の秋を満喫している様子は、ドリフターズ・インターナショナルのfacebookページでもご覧いただけるので、こちらもチェック!→http://www.facebook.com/DRIFTERS.INTL

 

 

会場となった3331 Arts Chiyodaの公式WEBサイト→http://www.3331.jp/

3331 TRANS ARTS展公式WEBサイト→http://ta.3331.jp/

writer profile

金七 恵 (きんしち めぐみ)
1992年生まれ 後楽園⇔神楽坂他 ドリフターズ・マガジン編集長